「秋星」 シーズンの終わりに…

石川県のオリジナル林檎「秋星」のシーズンももう直終了…
うちの店も、あと一箱を残すのみ。
「秋星」の詳細については、最後に付記しておきます。
秋星

この「秋星」、個人的には非常に気に入ってます。
シールにも「さわやかな甘みと酸味」と書かれているように、一番の特徴は甘酸っぱいこと!
高糖度な果物がもてはやされる時代に、敢えて甘酸っぱいリンゴを作った!この事に拍手を送りたいと思います。
店で説明する際にも、決まり文句は「甘酸っぱいから『秋星』なんです!、甘いだけのリンゴなら日本全国何処にでもあるでしょ…」
納得する方もいれば、やっぱり甘いのがいいと仰る方もいますが、果物は元来嗜好品的性格の色濃いものですから、それはそれで構わないと思います。
年配の方にファンが多いのは、甘酸っぱいリンゴで育ったからでしょうか…
「懐かしい味」、「リンゴらしい味」と言った声もよく耳にしますね。

ネーミングもまた素晴らしい!
一般公募だったそうですが、金沢人が「しゅうせい」という音から連想するのは、やはり金沢が産んだ三文豪の一人「徳田秋聲」
変な横文字の名前にせずに、「星」の字には変わっているもののアカデミックに「秋星」としたところがまた心をくすぐるじゃありませんか。
秋の夜長、「秋星」を傍らに置いて、徳田秋聲作品に触れてみるも良し、
また、秋聲の人となりが気になったなら、ひがし茶屋街に程近い浅野川河畔の徳田秋聲記念館を訪れてみるも良し、
その足で秋聲縁の地を散策してみるも良し…
移ろい行く秋の金沢を堪能するきっかけとなる素敵なリンゴ「秋星」…

「秋星」の特徴の一つでもある深みのある赤
明るい感じの赤ではなく、
「加賀五彩」の臙脂や、紅殻格子の色に通じるような落ち着きと、味わいを持った色
形もスラッと少し縦長で気品さえ感じます。

シーズンは、10月上旬から11月上旬までの約1ヶ月間。
ダラダラといつまでもあるわけでなく、この時期だけというのがまた潔い!
「秋星」の終わる頃には、あの「香箱蟹」が解禁に…♪
生産量自体も他県に出荷するほど多くもないので、「秋星」は基本的には地元にしか出廻らない。
だから、毎年、県外の方に「秋星」を送ってあげるという方も結構いらっしゃる。
金沢を訪れた時に「秋星」に出会えるということは、ある意味幸せなことかもしれない…

こう書いていると、その入れ込みは「あばたもえくぼ」的と思われるかもしれないが、
惚れ込むことも商売にとっては重よなファクターであると思うのでご勘弁願いたい。

され、「秋星」で埋まっていた売り場に、来週から何を並べるか…
少々頭が痛いのも事実 ^^;

最後に、「いしかわ百万石食鑑」の「秋星」に関する項目を添えておく。

りんご(秋星)

主な産地 珠洲市、金沢市
旬 10月

特徴

「秋星」は、石川県農業総合研究センター(現「農林総合研究センター」)が育成した新品種のりんごで、主力品種の「ふじ」より1カ月程度早い10月上旬から収穫できる中生品種です。甘みと酸味のバランスが良く、大玉できれいな赤色が特徴です。平成17年、名称が一般公募され、郷土が生んだ文豪「徳田秋声」にちなんだ「秋星」と名付けられるとともに、同年9月には国内品種登録もされました。金沢市、珠洲市、津幡町等の県内のりんご産地一円で栽培されています。りんごは、成熟期の気温が高いと着色しにくいとされていますが、「秋星」は、りんご産地としては南寄りに位置する本県においても、無袋栽培できれいに着色します。りんごは、ペクチンやカリウム、ポリフェノールを豊富に含み、生活習慣病や高血圧予防などに効果があると言われています。

生産者の声

石川県果樹園芸協会りんご部会 浦野 久司さん
「秋星」は10月に収穫できるりんごで平成27年にはデビュー10年目を迎えます。金沢の三文豪の一人「徳田秋声」にちなんで名づけられました。丸々と大きく、濃い紅色が特徴で、食べると果汁がじゅわっと染み出て、ほんのりとした酸味と甘みが口いっぱいに広がります。
石川県果樹園芸協会りんご部会 浦野 久司さん
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